わたしはうまれて何十年、京都以外の土地で生活したことが有りません。
絶対に出たくなかった訳ではなくて出るというきっかけが皆無だったんです。
いままで他府県の男性とつきあったことも有りませんし、仲のいい友だちは
みんな京都にとどまっています。
仕事も実家の家業を手伝っていたので論外ですね。
そして今は、京都人と結婚したのでもう出ることは無いでしょう。
しかもその旦那も京都から出る気はない人なんですね〜。
もういたれりつくせりです。
ということで私は現在までずーと同じ住所に住んでいます。
京都の左京区なんですがここは京都でも有数の観光スポット。
日曜日、さらには桜の時期、紅葉の時期、そしてライトアップと一年を通して
観光におとずれる人があとをたちません。
なので必然的に交通機関はだだ混み!バスはいっぱい!
電車が通っていればこの混み具合も解消されるのではないかと
思っていますが、それも期待薄な状態・・・。
昔からなのでしょうがないとあきらめていますが、そんなわたしの生活地域には
とてもスーパーがたくさん有ります。
嫁に行った友人の地域や親戚の住んでいる
地域などと比べても比にならないくらいの数です。
ざっと2キロくらいの距離に6軒あります。
もうすぐ7軒になる予定です。
営業時間も24時間のスーパーも有れば2時までやっているところもあります。
なんて便利なんでしょう。
それが他の生活圏の人に自慢出来る所かな。
だって他には、ほんとになんにもないのよ。
川が流れているから今の時期なら蛍が見れる。
大文字の送り火の日には炎が見えるくらいの距離で見ることが出来る。
散歩道に哲学の道を堪能出来る。
散歩途中に馬が見れる。
うーん。遊びスポットの少ないこと。
夜は車もほとんど通らないからとても静かですよ〜。
なんだか田舎自慢をしてるみたい。
私の旦那は祇園の真ん中で生まれたんですよ。
お義母さん情報では、ものすごいしがらみの多い町だそうです。
私のいる町もわたしのお母さんの時代はそれはそれはしがらみだらけ
あっちをむいてもこっちをむいても、どこかとつながっている。
というとっても恐ろしい土地だったのですが、だんだんそういう風習?
そういう世代の方たちがお亡くなりになっていって、無くなりつつあります。
都会へのあこがれはもちろんありますが、わたしには此の京都の古くさい土地が
とても性に合っているのかもしれません。
最初にも書いたのですが、わたしの友だちや級友は
ほとんどこの土地に残っているようなのです。
不思議ですね〜。
こないだ聞いた話なのですが、耳の長い十二支の年の人は
どうも生まれついた家に残る人が多いと聞きました。
なんだか色んな人のことを考えていると・・・
あながち都市伝説でもない気がします。
買い物に行くのにバスか自転車しかなくても
夏にやたらと蚊が多くてさらに死ぬ程蒸し暑くても、
冬は底冷えでやたらめったら寒くてもわたしはこの土地が大好きです。