私は木津川市に住む30歳OLです。
他府県に行くと(特に関西から出ると)、
関西弁に違和感を感じるのか、
どこから来たの?ってよく聞かれます。
そんなときいつも、
『京都からです』と正直に言うんですが、
みなさん神社仏閣があるいわゆる『ザ・京都』を思い浮かべるわけです。
で、京都といえば風なコメントをたくさん頂くのですが、
すべて京都市のイメージなんですよね。
多くの方がイメージされている京都はいわゆる京都市のことで、
京都府全体の面積から考えるとごくごく一部になります。
特に海に面した舞鶴方面の方は、同じ京都といっても全く文化が違うわけです。
そして、京都市にはたくさんのお店があるのはあるのですが、
大抵の人が河原町四条・三条に集まってくるので、
飲み会とかで遊びに行くと、友人とバッタリ率は大阪よりはるかに多いです。
また京都市から奈良側に南に行くとこれまたまったく文化が違います。
来たことがある方はわかるかもしれませんが、
京都市から外れると風景は急に結構な田舎になります(笑)
私は南側の人間なので、むしろ奈良市に近いですが、
京都市では教科書に載っているような有名な神社仏閣がたくさんあり、
道は碁盤の目で、
高い建物だと五重塔や京都タワー等、『京都に来たー』って感じが味わえるのです。
京都市から南に行くと宇治市があるのですが、
宇治は宇治で有名な平等院がありますので、
古風な雰囲気を味わうことができます。
それよりも南に行くと、どんどんと田舎になっていきます。
私の住んでいる木津川付近は、最近は関西の学研都市になってきていますので、
どんどん土地開発が進んでニュータウン化しているのです。
日本で二つしかない国会図書館も近くにあります。
そしてさらに南に下って奈良市まで抜けると、
奈良の古風な街並みが広がっているという感じです。
京都といえば関西の中でもプライドが高いとか、
本音を言わないというイメージを持たれる方が多いようですが、
それらはすべて京都市の話です。
東京で言うなら23区内にいるかいないかが全然違うとかいう人がいるようなものですね。
とはいえ、京都のいいところはどんなところも、
ゴチャゴチャとはしていないんですよね。
都会的なところも、田舎なところもそれなりにどこも街に味があります。
それは、その地域の人がなにか街に愛着を持っている文化があるからじゃないのかなとは思います。
私も自分の地元の雰囲気はすごく好きですしね。
京都の人は地元愛が結構あるように思います。
それから、京都の文化として歴史が古いこともあって、
祭りや行事の際は着物や浴衣を着用する率が他県に比べて圧倒的に高いでしょう。
普段から来ている人は決して多くはありませんが、
着ていても浮かないのが京都です。
だから普段から着ていてもそんなに違和感のない街だからこそ、
祭りの時はきたいって思う人が多いんでしょうね。
また他府県の人も京都の祭りだから、
浴衣で参加したいって人も多いようですしね。